ワンパンで不妊治療のラスボス「顕微授精」となった悲劇

30代の不妊治療(顕微受精)体験ブログです。

不妊治療に対する偏見

最近は妊娠経過が順調なので、幸せ気分であまり気にも留めていませんでしたが、ど~~~も腑に落ちない偏見を持たれていると感じるので、少しここに書き留めておこうと思います。

わたしの職場のみなさんは、とっても噂好きです。
誰が誰と付き合ってるとか、あの子は上司と不倫してるとか、こんなことやあんなことがあったなんてお話が3日もあれば職場全員に知れ渡るくらいの、ある意味とってもアットホームなところです。

そんな中、わたしの不妊治療の話もどこからか漏れ伝わっているようで、治療の何たるかを全く知らない若い未婚女性からこんなことを言われました。

「つわり長いですね~。何かの拍子に出てきちゃってスッキリしたら、ご飯行きましょうよ~。」

えーーー!?それって流産したらってこと~~??

もちろんその子に治療のことは何も話していません。
でも、社内でわたしの治療の噂を聞いていて、その噂をもとに更なる妄想が膨らんでいるようです。

その子に悪気は無いのだろうけど、どうやら、同じ会社の不妊治療をしているご夫婦が流産と死産を4度ほど繰り返しているという話を聞いて、治療をするとかなりの確率で流れてしまうと思い込んでいるご様子。

母体に問題があるご夫婦なら、そんな事態に陥ることもあるかもしれないけれど、どんな状況にあるかなんて、治療をする人の症状は十人十色のケースバイケースなので、一概に全ての方が流産率が高いなんてことはないんだけれども。

そんなことを細かく説明するのもきっと彼女にとっては理解不能だろうし、興味も無いだろう。

まぁ、何よりわたしは妊娠経過が順調になってからは、治療のことをあまり口にしたくなくなったので、言われたその場は

「そうだね~。早くご飯が食べれるようになりたいよ~。」くらいで流しました。

でも、その後もその子の口からは、案外順調に育つものなんだな~、聞いてた話と違うな~と思っています感満載の発言が度々飛び出します。

さすがに少々イライラしてきたのですが、まぁ、不安定な妊娠初期を過ごさない限り、こんな気持ちは到底分からないでしょうし、結婚もまだでそもそも彼氏もいない彼女に、幸せ感漂うわたしの言葉は何かとうるさいものに聞こえてしまうかもしれないので、何も言い返したりはしません。

でも、妊娠してる人に、流産前提で話をするってところは・・・やっぱりちょっと恐ろしいと言うか。

自分が妊娠したときに、ちゃんと気づけるのかな~。心配だよ。わたしは。

でもまぁ、この子はまだ未経験者だから許せるとします。分からないんだろうし。


が!しかし、わたしに対する根も葉もない噂話を流している元凶となる女性は一味違います。
その方はお子さんを2人出産され、立派に高校生まで育ててます。
姑と同居しているストレスなのか、自営業で収入がない旦那へのストレスなのか、とにかく噂話でストレス発散するのが大好きなようで、先日のわたしとの会話はこんな感じでした。

「経過は順調なの?(はい!)ふ~ん(おもしろくないな)。」

え?それだけ?順調で良かったねとか、楽しみだねとか、何か言葉を取って付けるくらいの努力しようよ!
と、突っ込みたくなるような、人の不幸は蜜の味と言う言葉を地で行くようなおばちゃんです。
そんなおばちゃんと、先程登場した女子は結構頻繁に飲みに行っているので、あんな失礼な発言になってしまうのだろうな~と納得しているのであります。

あんな人にはなりたくないなぁ~ほんと。