ワンパンで不妊治療のラスボス「顕微授精」となった悲劇

30代の不妊治療(顕微受精)体験ブログです。

今後の治療方針を聞かれたら

みなさんどんな風に治療方針を決めてますか?

貯卵が出来たら、まずはその貯卵から移植していって、無くなってから次の採卵に進みますか?最近悩み中。きっと今月半ばの妊娠判定をした後、病院側から聞かれると思うんですよね。次は採卵にしますか?それとも貯卵の初期胚2個を移植しますか?って。

そもそも受精確認直後の分割するかわからない初期胚を凍結したものを2個移植するって・・・神のみぞ知る妊娠確率ですよね。
そして複数胚移植は35歳からじゃなかった?と先生に突っ込みたい。わたし今のところ34だけど^^;
次の移植日になってもまだ34ぽいけど・・・大丈夫なんですよね?って(笑)

うちは特にTESE精子で受精卵もできにくいし、分割する卵なんてほんのわずか。貯卵なんてそうそう出来ない。だから、今回の結果はとてもありがたいものだと思ってはいるけれど、それにしても受精~分割胚の個数が少ないことは否めないので、とにかく回数をこなす必要がある。
でも、お金が膨大にかかるので、あまり回数重ねられないのは分かっている。そんな中、うちの自治体の助成金にこんな特例があるのを見つけました。

”初回の治療開始日から1年以内の2回目および3回目の採卵を伴う顕微授精については倍額を助成します”

なに~~~!?なんですと~~~!?

このことを知って、助成金を中心に治療方針を考えても良いのではないのかな?と思うようになりました。
つまり、採卵後、毎回移植を1回はやるけれど、他に凍結胚ができれば、それは取っておいて、判定が陰性だったら次はまた採卵から始める。これを3回目までは頑張ってもいいんじゃないかな?と。
ただ、かすりもせずそのまま流れたときは、この方法は有効だけど、化学流産や繋留流産になった場合には体調回復に時間がかかるそうなので適用外になるみたいです。
とりあえず3回は採卵にチャレンジしてみる。そして、その後は貯卵を消費して、胚移植を6回までがんばる。結果が出なければそこで終了。
このやり方が一番効率的に助成金をいただけるし、バカ高い治療費が一番のネックである我が家にとって最適の方法だと思います。
しかも、この助成金の内容は、これまで色々と調べてきた学会やなんかで発表されてきた研究内容と合致することが多い。
1、顕微授精で妊娠するのは5回目迄がほとんど。それ以降での出産確率は大きく下がる。
→助成金が通算6回目までしか出ないということと一致するように思える。
2、顕微授精は36歳を過ぎると、妊娠確率が20%程下がる。
→初回から1年以内に採卵を3回程度済ますことができるよう、採卵の先延ばしに歯止めをかけているように思える。やはり卵は1歳でも若いに限る。

こんな感じで、自治体だってこれまでの不妊治療の実績に基づいて助成対象範囲を決めているんだから、この助成金の内容を参考に自分の治療を進めるのは、正解だと思う。
助成金の範囲外での不妊治療は、結構無謀な挑戦だよ?ってことを、自分に理解させる為にも、良い指標となるんじゃないかな?
助成対象外になったら、子供のことはスッパリ諦めて、悠々自適に豪邸でも建てたいと思います!(笑)

治療の方向性に目処がつけば、やっと家が建てれるよ~。この調子だと、37歳には着工できそうだな~。ちょっと広めの平屋がいいな~。
なんて、先々の予定がようやく決まってきて、安心してきました。

正直、いつまで続けるのかという、先が見えない状態は、本当にストレスでした。
気持ちの問題という点もあるけれど、それよりも、知識がないときに先に大体の事例で構わないので、期間と回数を教えてくれたらいいのになって思います。

会社の同僚が45歳になっても不妊治療を続けていて、家は結婚した当時の賃貸アパートのままだし、自分もあんな未来を迎えるのかと思ったら、正直、離婚したいなと思ったくらいでした。
治療費優先で、貯金もなくて、遊ぶこともままならない。そんな人生の何が楽しいんだろう?
結局、同僚は45歳での治療を最後に、不妊治療をようやく卒業したようですが、よくそこまで気力が持つなと感心もします。
しかし、今後の人生設計を早く建てていかないと、家なんて持てるの?と心配にもなります。やっぱり、何事も諦めることを視野に入れることも肝心ですよね。

と、言うことで、今後の我が家の治療方針は、1年以内に3回採卵目標。6回の胚移植をこなすまでは不妊治療を頑張って続けます!です。