ワンパンで不妊治療のラスボス「顕微授精」となった悲劇

30代の不妊治療(顕微受精)体験ブログです。

3ヶ月待ち続けるのもツライ

3ヶ月の間、何もすることがありません。
夫も何かしているのではなく、ただ、順番を待っています。

ただただ待つ。そんな時間を過ごしていました。

そんなとき、不妊治療について会社の不妊治療仲間のAさんに相談して以降「いつから治療始まるの?」と1ヶ月おきに聞かれてました。
さすがに3ヶ月目にはイライラして、

「だから、夫の手術をしてみてからじゃないと、何も始まらないから!」

と、声を大きくして言うけれど、それでも食い下がるAさん。

「でも、だいたいタネが見つかって、どれくらいから始まるのか決めてるんでしょ?」

と、更なる質問攻め。

わたしはタネが見つかったという確証を得てからでないと、あの病院には絶対に行きたくありません。

なぜなら、以前女医にあからさまに「あなたには現時点でもう何もできることはありません」という非常に冷たい態度をとられたから。

本当に嫌な気持ちになりました。

なので、Aさんには「タネが見つかってから、それを病院に運び込んで、そこからじゃない?その打ち合わせもまだだし。」と言っておきました。


好奇心から聞いてみたい気持ちは分かるけど、正直ウザい。
TESEで精子見つからなかったって言ったら、あなた一体何て言うの?


前述のAさんは御年45歳。かれこれ5年程会社近くの「◯◯ウイメンズクリニック」で不妊治療をされています。なかなか妊娠に至らず、継続するかどうか迷っているとのこと。
わたしに相談をしてこられたので、悩むくらいなら最後と思ってやればいいと言ったところ、「会社の未婚女性の同僚に会社を休む理由を必ず聞かれるので、具体的に言わないといけなくなるのが嫌だ」とのこと。
『子供』と言う宝物を授かるのに、そんなつまらないことが治療を続けるか諦めるかの理由になるのか。。。と、人の考えは様々だなと驚きました。

とりあえず、付け加えて「上司にだけは本当の内容を話して、同僚には単に通院すると言えばいい」とアドバイス。
すると、納得したようで、その通りにしてみる!と、治療を継続することにしたようです。
しかもなぜか私と同じ「蔵本」に転院して(汗)。

2度目の驚きです。

会社には他にも不妊治療をしているBさんがいて、AさんとBさんは同じ「◯◯ウイメンズクリニック」に通院していましたが、4年通院して授からなかったBさんは、「蔵本」に転院して1度目の体外受精で双子を授かることができました。
それがうらやましかったのか、Aさんは早速クリニックから紹介状をもらい、「蔵本」に転院してこられました。

Aさんは転院組で検査などを一通り終わらせているので、治療に進むスピードがとても早かったです。
初診から採卵まで2ヶ月。事あるごとに報告してきます。

正直、旦那のTESE手術待ちで、ただ待たされている状態のわたしには聞きたくない情報。
むしろ、すんなり事を運べているその内容に嫉妬心しか抱けません。

しかも、まだTESEも終わっていないのに、わたしの治療はいつから始まるの?なんて聞いてきます。

や、精子見つからなかったらそこで終了でわたしの治療に進むことなんてありませんから!と、このときはさすがにイライラしました。

そんな心理状態なので、Aさんが採卵できた卵が1つだけだったと聞いたときは「え?1個だけ?」と皮肉に近い言葉を言ってしまいました。
「年齢が年齢だからそんなもんよ。あなたまだ若いから20個とかできるんじゃない?クスクス」と皮肉返しな大人の対応をされて、丸く収めていただきました。

不妊治療って・・・ほんと誰かに相談にのってもらいたいのに、誰にも知られたくないとも思う複雑な心境になります。