ワンパンで不妊治療のラスボス「顕微授精」となった悲劇

30代の不妊治療(顕微受精)体験ブログです。

36w2d・・・突然の転院宣告&思わぬ暗雲

36週の妊婦検診へ行った日、いつものようにエコーで診てもらいモニター付けて確認するくらいで終わりかな~なんて軽く思っていたのですが・・・

その日、結局逆子が治らなかったので、看護婦さんから帝王切開の際の入院について説明がありました。
その後は、採血と血圧測定をして、術前検査で心電図。
一通り終わって、診察を待っていると、いつもとは違う先生の診察室に呼ばれました。

以前に1度だけ診てもらったことがある先生の部屋。エコーがすごく丁寧で長くて何か真剣に確認するような感じの先生。

話しかけても無言で聞いてないような診察なので、ちょっと苦手だな~と思ってました。
でも、この病院の評判は、その先生の丁寧な診察の賜物で成り立っていると言うことも事実。
なんだか漠然とした不安を抱えながら診察室に入りました。

エコーで赤ちゃんの様子を確認すること20分。長い。いつもは撮らない枚数の画像を撮っていて、もう20枚ほど連なって、画像は機械から床に着いてしまっている。。。
さすがに素人でもおかしいと気付く量だよー。
しかも脳の画像ばっかりで、だいぶ不安。。。

ようやく終わって椅子に座ったところで説明。

『まだ分からないけど、ちょっと髄液が多いみたいなんだよね。念のため大学病院でエコー診てもらっていいかな?』

はい。と言うしかないので、とりあえず従うと、その場で紹介先の大学病院の先生に直電。
旦那の仕事の都合や、紹介先の先生の都合で翌日に診察してもらうことになりました。

展開が早い。

翌日、旦那と紹介された大学病院へ。何だか大門みちこがいそうな雰囲気。受付を済ませ、産科へ向かう。

たくさんの患者さんが受診されてました。

まずは、診察カードの記入。次に色々と聞き取りをされて、不妊治療から今日までの経緯を簡単にお話ししました。
続いてエコー診察。先生3人がかりであーでもないこーでもないとガヤガヤ30~40分くらい診察。
一人ずつエコー押し当てて診ていくんかい!まとめて診てよ!とツッコミたくなるのを抑えつつ、とりあえず睡眠不足であまり寝れていなかったので、エコー中眠くてたまらなかった。


旦那は待ってるだけなのに加え、先生3人でガヤガヤお遊びのように診察することにイライラしたご様子。

すっかりご機嫌ナナメ。

『で?結局どうなんですか?』みたいな調子でキレ気味に診察結果を問いただしたりしていた。

結果として先生達の判断は、

1、大槽と呼ばれる脳の空間が通常1センチ以内でなければならないところが、1.7センチと非常に大きい。

2、大槽以外の脳の構造は問題ないようだが、週数が36週のため赤ちゃんが大きすぎてその他の脊椎や手足等の異常がエコーでは確認できない。
(やっ!あんなにぐーりぐりエコー死ぬほど両手で痛く押し当てといて見えなかったんかい!と文句言いたいところはぐっと我慢。。。加えて、『実家の機械と違うから操作がいまいち分かんないんだよな~』とか診察中に口に出すなボケ!このボンボンが!と、思っていたのは内緒。医者もゆとりの時代ですかね~。こわいこわい。)

3、見えなかったところは胎児MRIをして確認してみる。その結果をみてから来週の妊婦検診で総合的に判断する。

4、その他の疾患も十分考えられるが、ここから先は産まれてからでないと何とも言えない。

5、とりあえず転院して、新生児を診てくれる専門の先生のいるこの大学病院で帝王切開してください。

と、ざっくりこんな感じ。

このときはまだ、あーそーですかー…と、言われた診察結果の意味もよく分かっていなかったので、言われるがままにうなずいてました。

その日は結局エコー診察の後、内診→検尿→血圧→体重→NST→MRI→レントゲン→心電図→採血→入院手続きの説明と続き、病院に到着したのは午前10時だったのに、帰宅できたのはなんと午後4時。

お昼は張り止めの薬を飲むために食べたコンビニおにぎり1つだけ。

旦那はお腹がすいた+敷地内全面禁煙でタバコが吸えない+診断結果も曖昧で分からない+夜勤に備えて寝ないといけないのに帰れないと、色々重なりすこぶる不機嫌。

気持ちは分かるけど、わたしもお腹すいてるし、重いお腹を抱えて病院内をたらい回しに歩かされて(あ、でも旦那が車椅子押してくれた間はとっても楽チンで助かりました。途中で降ろされたけど。一応感謝。)色んな検査させられて、その上旦那のご機嫌とりまで出来ませんよーと、帰りの車の中はすっごい険悪ムード。

帰りにスシローに寄った旦那は鬱憤を晴らすように25皿ほどお寿司を召し上がり、ご満悦されたようでした。

家に帰ると、とにかく疲れたので、すぐ就寝。
言われた診察の内容を検索したかったけど、そんな気力もないほど疲れ果ててしまった。