ワンパンで不妊治療のラスボス「顕微授精」となった悲劇

30代の不妊治療(顕微受精)体験ブログです。

夫のTESEを待つ間に風疹予防接種

妊婦さんがかかると赤ちゃんに様々なリスクが生まれるといわれている「風疹」。
まだ男性不妊なんて事実に気付かず、妊娠に向けて夫婦生活をがんばっていた頃、夫婦で風疹の予防注射について、二人で話し合ったことがありました。

風疹の予防注射を受けると、日本では2ヶ月の避妊期間を設けなくてはなりません。海外では1ヶ月で良いそうです。
当時わたしは妊娠しないことに焦っていて、とにかく妊娠を優先させたいなと思っていましたが、どこかでそれではいけないなとも思っていました。
ですので、夫に聞いてみました。

『風疹の抗体が少ないみたいなんだけど、どうしよう?』

わたしは夫の口から「ちゃんと赤ちゃんのことを考えて、しばらく妊活はお休みしよう」と言われるのを心のどこかで求めていました。
ですが、夫はただただ面倒だからと言う理由で「受けなくていいんじゃない?」との返答。

自分本位で無責任な人なんだと分かりました(笑)


結局は、不妊治療に突入し、半強制的に風疹抗体の有無をクリニックで夫婦共調べられることとなりました。その結果、夫には抗体が十分あり、わたしの抗体は消えかかっているので、再度受けた方がいいでしょうとのこと。
夫のTESEまで丁度いい期間が3ヶ月あったので、その間に受けることにしました。

このところ、風疹にかかる方が増えているというニュースを見かけます。風しんの予防接種は、1976年から始まりましたが、最初は女子中学生のみが対象だったそうです。
男女とも1歳すぎに接種するようになったのは1995年からです。(一部、1989から1993年の間にMMR(麻しん・風しん・おたふくかぜ)混合ワクチンとして風しんの予防接種を受けている人もいます)。
その後、接種を受けていない空白の世代を対象に経過措置がとられましたが、接種率は高くありませんでした。そのため、20代以上の人(特に男性)は免疫をもたない人が多くなっています。

また、充分な免疫をつけるためには、2回の接種が有効とされていますが、幼少期に1回しか接種していない人も多くいます。風しん患者を性別・年齢別に見ると、20代から40代の男性が多く発症しています。
これは、予防接種を受けていない、または1回しか接種していない世代と一致しています。また、この世代は、これから父親になる人も多く、妊娠中の女性に感染する可能性があります。わたしはまさに幼少期に1度組でした。

わたしの住む街では、妊婦さんを目指す方への風疹予防接種が無料で受けられます。先に社会保健センターに申請を済ませ、近くの内科へ電話をすると、ワクチンを取り寄せてくれます。あとは病院に行き、風疹予防接種を受けるだけ。
わたしの受けたワクチンは「麻疹・風疹ワクチン」というもので、自費だと11000円だそうです。なんともありがたいですね!

少しおかしかったのが、病院から「母子手帳を持ってきてください」と言われて、数十年ぶりに実家のタンスの奥から古びた母子手帳を取りだし持参しました。
接種後は「母子手帳に記載しておきました」と渡され、ちゃんと予防接種の欄に記入してありました。
なんだか・・・気恥ずかしいのはわたしだけでしょうか。。。笑