ワンパンで不妊治療のラスボス「顕微授精」となった悲劇

30代の不妊治療(顕微受精)体験ブログです。

顕微受精の説明会

検査の結果、顕微受精しか道がないと判明した我々夫婦は、ショックは受けはしたもののあまり深く考えることもなく、不思議と治療には前向きでした。
無知って素晴らしい(笑)

とにかく1度、蔵本で顕微授精にチャレンジするということに、夫婦の気持ちが固まったので、その説明会に参加することになりました。

説明会での内容は、何をするのか、お金はいくらかかるのか、これまでの症例や、実際の確率など、質疑応答を踏まえての説明会でした。我々夫婦の質疑内容は、たいてい男性不妊に関することなので、院長先生に直接個室で伺いました。

具体的には、

質問:精子数が極端に少ないため、精子を選ぶ余地がありません。奇形ばかりの場合でも治療できますか?

解答:先端が丸みがかっている元気なものから選びます。重度男性不妊の方でも、無事出産された方はおられますよ。


質問:精策静脈瘤の手術を選んだ場合、回復までに時間がかかるようですが、女性の卵子だけ先に凍結保存できますか?

解答:できますが、やはり卵子もダメージを受けるので、受精後の凍結1回の方が望ましいです。

以上、女性不妊専門の先生に、男性不妊の内容を聞いてしまう(笑)程の、余裕の無い質問攻めでした。

ひとつビックリだったのは、もし夫の精巣に無事に精子がいて凍結保存できた場合、天神つじクリニックから蔵本ウイメンズクリニックまで凍結精子を運び出すという運搬作業が待っていることでした。
これは精子主の夫にしかできないことだそうで、術後数日のまだ傷が癒えない身体でとても重たいボックスを患者本人に運搬させるって・・・、なかなかの所業です(笑)。
不妊治療にはこんな感じで夫婦共々にいくつもの苦痛が伴います。

顕微受精の説明会以降は、夫のTESE手術までの間、しばらく女性クリニックから遠ざかっていましたが、血液検査をしますと言われていたので、重い腰を上げて伺うことにしました。
採血2本で12000円。。。

とほほ。。。高いな~。

この病院はほんとに腕はイイらしいけど、すごく高い!!ほんとに嫌になる。

採血してくれている看護婦さんに、「採血ってこれで終わりですか?」と聞いてみたら、「これから治療が本格的に始まったら、毎回採血されますよ!」と、止めの一撃をくらいました。

2週間後には、また結果を聞きに来てくださいと言われたのですが、あの長い待ち時間をまた・・・と思ったら足が動かず、旦那のTESE後にでも伺おうと受診はキャンセルすることにしました。

自分のペースを守ることも大事だと思います。