ワンパンで不妊治療のラスボス「顕微授精」となった悲劇

30代の不妊治療(顕微受精)体験ブログです。

硬膜外麻酔を研修医にされるとこうなります。

今回のわたしの帝王切開に使われた麻酔は腰椎麻酔と硬膜外麻酔でした。

ですので、手術中の先生達の声は聞こえてましたし、赤ちゃんの産声を聞くこともできました。


ですがですが!


この硬膜外麻酔…一歩間違えて神経を刺激してしまうと、そのまはま足が麻痺状態になってしまったり、先日のニュースでは死者まで出てました。

そんな恐ろしい麻酔だとは露知らず…背中を丸めて麻酔される準備の姿勢をとっていると、麻酔科の二人の声が聞こえてきました。


『え?今入ってますかね?抜いてもう一度やってもいいですか?』

『そうねぇ。じゃあもう一度。』

『あ、さっきの入ってたみたいですね。』


おいおいおい!実験台になんてなりたくないし!とにかく早くやってよ!と言いたいところをぐーーーーっと我慢して、なされるがままに大人しく待ってました。
ですが、胎動が激しくてどうしても動いてしまいます。

すると、『今大事なところなので動かないでくださいね!』と、めっちゃ焦ってる感じに注意喚起されました。
その時は動いちゃうなぁくらいにしか思ってませんでしたが、後から考えると、とてつもなく恐ろしいタイミングで動いちゃってたなと反省。

結果、術後3日かけてじわじわと左のおしりからヒザまでの感覚が麻痺していき、医療ミスされたのかな~とか、今後一生このまま麻痺した足のままだったら子育てできるのかな~とか、帝王切開で足が麻痺する障害を背負うことになった人のブログを読みふけったりしながら不安な日々を過ごしました。

4日目に腰に刺さったままだった麻酔を抜いた後は、段々と感覚が戻ってきて、やっと歩けるようになりました。

どうやら、ただの麻酔の効きすぎ?ちょっとしたミス?だったようです。
とてもホッとしました。