ワンパンで不妊治療のラスボス「顕微授精」となった悲劇

30代の不妊治療(顕微受精)体験ブログです。

38w2d・・・帝王切開にて無事出産!

なんとか無事に生まれてきてくれました!

2,998gのかわいい男の子です♪看護師さんから小顔のイケメンだと言われましたが…目を閉じているとき限定のイケメンです(笑)
目を開くと、わたしの実母に似ているように見えるので、正直複雑な心境になります。。。

しっかしまぁ、出産を舐めてました。
子供が取りあげられるまでは順調だった手術ですが、高齢出産だからでしょうか…わたしの体には、ありとあらゆるトラブルが頻発し、とてもとても過酷な入院生活となりました。

入院中が一番楽できるなんて仰る方も多いですが、個人病院で出産を迎えるのと大学病院で迎えるのとでは、世間で言われている入院生活に雲泥の差がありました。
今後、わたしと同じような境遇に見舞われそうな方に、しっかりと心の準備をしていただくため、多少細かめに書き記しておきたいと思います。



いよいよ手術のための入院の日。急患がいると病床が埋まってることがあるから、朝イチ1本電話で入院できるか確認してくださいね~といわれてましたので、朝から大学病院にお電話差し上げました。
あちらにとっては何てことないことなんだろうけど、こちらにとっては少し緊張するんですけど!と、ちょっとドキドキしながらお電話してみたところ、入院できますとのお返事。

では、いざ!出発!


病院に到着して、入院経験が1度もないわたしは右も左も何も分からないので、とりあえずインフォメーションへ。入院することは事前に決まっていたので、面倒な手続きは回避できるのかなぁなんて淡い期待を抱いていましたが、しっかり入院手続きコーナーへ案内されて「入院にあたって」冊子を広げガッツリな説明を受けました。

その後、産科病棟のベッドまでようやくたどり着きました。
が!そこで流れる静寂の時間・・・


シーーーーーン。。。。。。。。。。


旦那とふたり。6人部屋と思われるひろーい病室にポツン。

わたし:「え?これ何の時間?」

旦那(入院経験有):「入院ってこんなもんよ。」

わたし:「ふーん。。。マンガ本持ってくれば良かったorz」

そんなこんなしていたら、旦那の両親が病院に到着!
気ぃ遣うわぁ。。。
でもまぁ、初孫だし、取り出される時間も決まってるし、見たいよね。
なんだかんだとお話をして、1時間ほど経過したところで突如色々な病院関係者の方が先を争うように何やら色々なことを説明しに来られました。

この度来ていただいたのは、看護師、麻酔医、執刀医、小児科医、脳神経外科医の方々。
それぞれ専門分野が違うので、説明内容もご自分の専門分野の担当業務を淡々と説明されて、よく分からないけどとりあえずウンウンとうなずいておりました。
すると、最後にはしっかり同意書を求められ、何枚サインしただろう?と、覚えてもいないくらいの同意書を提出しました。

色々な説明を聞いた中で、とりあえず分かったのは、看護婦さんが医療用着圧靴下を自分ではいておいてほしいってことと、今月の人事異動で2日からやってきた「僕ここ来て5日目なんですよね~」って言っちゃうゆる~~~い先生が執刀医だってことですかね。
なんか軽く衝撃だけど、お医者様にとっては場所が変われどやることは一緒ですものね!

でも、術前検査をしていた先月にはいらっしゃらなかった先生だったので、事前に説明されてた麻酔の方法や縦切開しかできませんよってところが易々と〝変更可〝となっているところはとっても驚きでした!

術前検査を担当してくれた先生は、人当たりはイイけど技術力が低い。いわゆる町医者程度の技術力しか持ち合わせておられず、手技の説明のときに縦切開しか出来ませんってことを聞いて「僕が担当でいいですか?」と聞かれたときは、本気で嫌すぎて閉口してしまいました。

でも新任の先生は縦切開か横切開どちらにしますか?の選択肢への返答は手術室へカラカラ運ばれるストレッチャーの上ですら迷っててもOKだったし(迷いすぎ?笑)、結局は手術台に乗る直前に「じゃあ横で!」ってな具合にギリギリに決定しても、「オッケーで~す。」って感じでしたし(笑)
こんな直前まで変更可って!!ゆるいけど経験豊富で技術力の高いイイ先生でした。


そしてあの術前検査を担当してくれた先生は、新任先生の補佐について、しっかり横切開を勉強されてました(笑)
そう言えばさらにもう一人、研修医の男の子も参加してて…なんか無駄に世間話してきたな。

さすが大学病院。勉強のためにって大義名分を掲げて無駄に人を配置してモルモット扱いするよね~。


さてさて、切開方法も決まったところで、手にぶっとめの針を刺されて点滴開始。
麻酔がどこまで効いてるか何回も何回も確認されて、完全に効いたところで

「じゃあ始めます~。」のお声がかかりました。


10分後…


低めの「おんぎゃ~!」


うまれたーーー!!!!!無事に産まれてきてくれて良かった~★
研修医の男の子が生まれたてそのまんまの我が子を近くまで抱っこして運んできてくれました。
初対面の感想は…浮腫んでて不細工!(笑)どっちに似てるとかそんなん分かんないくらい他人に感じる。
とりあえず、息子ちゃんの手を〝ちょん〝とだけ触ってご挨拶しました。

息子ちゃんはその後、計測とか新生児室の保育器デビューとかやらなくてはならないことがあるので、しばしお別れです。
出産前の数週間、全然寝れてなかったので産まれたら思いっきり寝てやろうと意気込んでいたわたしは、息子ちゃんとのご対面後、そのまま手術台の上ですぐ就寝!


目が覚めるとストレッチャーに乗っけられて病室に戻るエレベーターの前でした。
麻酔の影響で気持ち悪くなり、先生やら看護婦さんに囲まれながら我慢できずに嘔吐。仰向けに寝ながら吐くって気道に詰まりそうですごい怖いのに、みんな見てるだけで誰も支えてくれたり助けてくれない。。。
顔だけ必死に横を向いてがんばりました。

この冷たい対応が一事が万事の始まりでした。